Adobeの製品と言えばPhotoshopやIllustrator、Premiereなどが有名ですよね。
どれもプロの現場で活躍する代表的なアプリばかり。
ちょっと敷居が高いかな、とも思いがちですが、気軽に使えるプランもあるんですよ。
しかもAIを搭載してからの機能の進化は目を見張るものがあり、今までよりも更にできることの幅が広がっています。
公式サイトには様々なクリエイティブ・シーンに応じた商品が並んでいます。
全ては紹介しきれないので、個人的な見解でかいつまんで紹介しますね。
注意点
- 記事中に出てくる『生成クレジット』ですが、Adobe FireflyやAdobe Expressの場合、1回の生成で複数枚の画像が生成されます。500/月というのは毎月500回生成できるという意味ではありません。
- この記事執筆の時点ではクレジットは無限ですが、2023年11月2日からはカウントされます。
Creative Cloudコンプリートプラン
全部のっけ盛りプランですね。
本格的な画像編集、イラスト作成、動画編集や、それらを統合的に使用したい人に向いています。
100GBのクラウドストレージが付いてきます。
それからAI生成のクレジットが毎月1,000というのはありがたいですね。
複合的な質の高いコンテンツを作成する場合あれもこれも必要になってきますので、そんな時はこのプランが断然お得。
フォトプラン(1TB)/(20GB)
次はフォトプランです。
写真の加工をメインに行いたい人はこれ。
LightroomとPhotoshop、Adobe Fireflyの組み合わせです。Lightroomは画像の色合いや明るさなどの調整が簡単にでき、画像管理することもできます。
LightroomとPhotoshopはそれぞれPC版とモバイル版両方が使えるので、出先でちょちょいと加工するのにも便利ですね。
このプランにはクラウドストレージが1TBと20GBを選択できます。
クラウドストレージ1TB
クラウドストレージ1TBのプランでは、AIの生成クレジットは月に500。個人で使うには十分ではないでしょうか。
料金は毎月2,178円。年間プランだと少しお得です。
モバイルがメインの人は、画像がスマホの容量を圧迫するので、保管するストレージが1TBのプランが向いています。
クラウドストレージ20GB
とにかく割安でPhotoshopを使いたいという方は断然、このプランがおすすめ。
Photoshop2024が毎月1,078円で使えるのは本当にお得だと思います。今回のPhotoshop、すごいですよ!
使えるアプリの内容は1TBと変わりませんが、AI生成回数が250/月。ハードに画像生成する場合には少し足りないかもしれません。
それからモバイルをメインで使う人は、長い目で見れば20GBだと容量不足を感じるかも、です。
Adobe Firefly
Adobe Firefly単体のプランです。
画像加工はしない、ただAIで画像生成だけしたい、という人にはこちらがお得ですね。
Adobe Fireflyは無料でも試せますが、画像に透かしが入ります。
有料版では生成した画像の透かしがなく、生成した画像も著作権フリーで使用できますよ。
クラウドストレージは100GB。生成クレジットは100/月です。
Photoshop
Photoshopのプランですが、Adobe Fresco、Adobe Express、Adobe Fireflyがセットになっています。
Adobe Frescoはペイントのアプリです。Illustratorよりも気軽に(しかし本格的に)描画できます。
また、Photoshopと連携させることでより幅広い表現が可能になります。
Adobe ExpressはAdobe Fireflyを搭載したコンテンツ作成のためのデザインツールです。
簡単に言うと、AIで生成した画像などに簡単な加工を加えたり文字入れしたりできます。
本格的なレタッチはPhotoshopが得意ですが、SNS用の簡単な加工であればAdobe Expressが素早くできて便利ですよ。
クラウドストレージは100GB。生成クレジットは500/月です。
Illustrator
続いてIllustratorのプランです。
言わずと知れたグラフィックデザインの代表格アプリ。
ブラシを使った描画はもちろん、ベジェ曲線や図形を使ったグラフィックや3Dなど、あらゆるデザインに対応したアプリです。
こちらにもAdobe ExpressとAdobe Fireflyが付属しています。
クラウドストレージは100GB。生成クレジットは500/月です。
Adobe Express
Adobe Expressのプランです。
Photoshop Express(Photoshopモバイル版)とAdobe Fireflyが付属しています。
ということはモバイルに特化したプランですね。
Adobe ExpressやAdobe FireflyでAI生成した画像をPhotoshop Expressで加工したり、さらに加工した画像をAdobe Expressで動画に差し込んだり、かなり連携して使えるのではないでしょうか。
クラウドストレージは100GB。生成クレジットは250/月です。
まとめ
機能面で言うと、AIを搭載してからのアプリの進化は目覚ましいですね。使ってみて驚きました。
あれこれと試したくなりますが、さすがに全てを試してみるのはちょっと・・・
どのプランが一番いいのかは人によって異なりますので、選ぶ際には慎重になります。
何をやりたいのか、どのくらいのストレージが必要か、画像生成はどれくらい行うか、または値段との兼ね合いであったり。
複数のアプリを利用するとなると、確かに値段も気になりますよね。
当記事がなるべく効率よく必要な機能を使うための参考になれば幸いです。
さて、今回は画像系をメインに取り上げましたが、紹介した以外のプランもたくさんあります。
それから学生や教職員のプランもあるのでAdobeの公式サイトから自分にあったプランを探してみてください。
下はAdobeの公式サイトです。